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日本酒の健康・美容効果 ~日本酒伝道(R)養成講座4~

日本酒の健康・美容効果 ~日本酒伝道(R)養成講座4~

日本酒伝道師(R)養成講座は、1日2講座づつ行われます。この日の前半は、日本酒の造りに関するちょっぴり難しいお話し(*1)。後半は肩肘はらない「健康と美容」に関するお話しになります。

日本酒を飲むのは美味しいし、幸せな気分になりますよね。更に、健康・美容に良いことがあればとっても嬉しい。日本酒がどんな効果を持つかを勉強して、日本酒LIFEを充実させましょう♪

*1 前半の講座の様子 … 三限目:日本酒造りは酒屋萬流

四限目:日本酒の健康・美容効果

この時間は、日本酒スタイリストの島田律子先生が講師です。
日本酒スタイリスト(sake-stylist) とは、日本酒造組合中央会により認定されている制度です。日本酒の魅力を世界の人々に伝えていくために、各界のプロフェッショナルが日本酒に関する情報発信活動をされているのだそうです。

「日本酒」は百薬の長?

皆さんご存知のことわざ「酒は百薬の長」。これは『漢書』に記された一説によるもので、「適度の飲酒はどんな薬にもまさる」といった意味なのだとか。飲酒により酔って気分が高揚することで、酒は薬にも勝ると昔の人は思ったのかもしれません。しかし、日本酒には人を酔わせる以外にも、歴としたカラダに良い事実があるのだそうです。

日本酒は、水とアルコール、微量物質 からできています。この微量物質には、有機酸・アミノ酸・コウジ酸・アミン・糖・ビタミン などなど… 様々な成分が含まれており、日本酒独特の幅広い香味は、これらによって造りだされています。

なかでも、日本酒には必須アミノ酸が豊富に含まれています。
必須アミノ酸とは、たんぱく質を構成する20種のアミノ酸の一部。私たちのカラダが必要とする栄養素ですが、カラダの中から作りだすことができず、食事などによる摂取が必要とされています。その成分が、日本酒にはワインの8倍も含まれているのだとか。

日本酒を飲むだけで、必須アミノ酸の摂取もできるとは! ”日本酒を飲みたい” と思うのは、実はカラダが自然と求めていたのでしょうか? それは詭弁としても… 日本酒は天然のサプリといっても、過言ではないですよね。

酒粕パワーに大期待!!

必須アミノ酸の他にも、日本酒にはカラダによい効果をもたらす理由がいくつもあります。
あえてもう一に絞るとしたら、酒粕による美容効果です♪

酒粕は、醪から清酒を搾ったあとの残り粕。しかし、この酒粕にも、タンパク質・ビタミンB1・B2・葉酸・食物繊維など、豊富な栄養素が含まれています。そんなことからも、酒粕でつくる甘酒は、”飲む点滴” と呼ばれ、夏バテ予防にも大人気なのです。

酒粕に含まれるたんぱく質の中には、レジスタントプロテインという成分があります。これは、コレステロール低下や肥満抑制作用の効果が確認されているものです。レジスタントプロテインは胃腸で殆ど消化吸収されず、脂肪を吸着させてそのまま体外に排出されると考えられています。
むむ… それって、ダイ××ト効果も期待できるということ? 聞き捨てならないポイントです。

島田先生のお奨めでは、酒粕を1日50gとること。
甘酒の他に、酒粕をとる方法はいろいろ。スムージーにしたり、カレーや、シチューに入れても良し。その他に、キムチと合せたり、オリーブオイルに混ぜて酒粕ディップを作ったりと、アイデアも色々教えていただきました。
酒粕が美容に良いことは、島田先生自身がサンプルですよね。忙しく飛びまわっているのに、お肌プルプルで、素敵スタイルを維持されています。さすが、プロフェッショナルです。

燗酒でより美しく

お酒の成分から健康・美容についてを見てきましたが、最後は飲み方から考えてみましょう。

寒い日は燗につけておでんでホッコリ… 日本酒ならではの様子ですよね。温めて飲むアルコール飲料は世界でも珍しく、混ぜ物することなく冷たくても、温かくしても良しというのは日本酒の特徴です。

東洋医学ではカラダの冷えは、体調不良の兆候とも言われています。また、体温が1度下がると免疫力は30%低下する。反対に、体温が1度上がると白血球が活発化して血流がよくなり、免疫力は500倍に高まるという説があります。
このように温かい酒はカラダを温め、血の巡りをよくすることで、健康にも良いとされてきました。最近では、食事でカラダの内側からキレイを磨くことを ”インナービューティ(Inner Beauty)” といって注目されていますね。まさに、お酒を温めて飲むことは、インナービューティの一手段と言えそうです。

そして、お酒で失敗しないためにも、燗酒は絶対にお奨め!
アルコールは、体温に近い温度になってから吸収されます。そのため、冷酒では酔いを感じるまでに時間差が生じ、気が付いたときには「飲み過ぎた~(>_<)」となることも。 燗酒であれば、時間差なくスムーズにアルコールが吸収されるため、酔いを感じるのが速く、飲み過ぎ抑制にもなります。 健康・美容に気を遣う前に、飲み過ぎの醜態は避けたいですからね。燗酒でくいっと、小粋に美しく飲むを心がけたいものです。

本日の講座の最後に…

講座が終われば、今夜もお楽しみの懇親会です。
日本酒の健康・美容効果を頭に叩き込んだ後ですが… やはり飲み始めれば、ひたすら楽しいお酒の会(笑)。

しかし、ここで一つ絶対に忘れてはいけない注意事項があります。
これまでのお話は、すべて << 適量飲酒 >> が大前提!!!
適量については、個人差が大きくあります。日本人の体質は、そもそもアルコール分解力が弱い人が多いのです。また、アルコールを受け付けない体質の人もいるのだとか。機会があれば、アルコールパッチテストなどで自身の体質を確認したうえで、適量飲酒を心がけましょう。
そして、和らぎ水を取ることも忘れずにね!

健康・美容への配慮を頭に置きつつ、お酒とは長~い付き合いをしたいと思った夜でした。


※ 注 ※
この記事は筆者が受講して、特に印象深かった点を中心に記述しています。実際の講座では、本記事にない色々なお話がなされています。また、ところどころ感想もまじえておりますので、ご了承ください。