タンパク補給で冬に負けない ~鯨(赤身)の焼肉~

鯨肉には、特別な旬の時期はありません。 ではなぜ、立冬の時期のお勧めメニューに?
季節感はなさそうな鯨肉ですが、高タンパク低脂肪なお肉は、体が冷えるこれからの季節、基礎代謝アップにつながります。この時期に摂るのは理に適っていますよね(若干無理やり?)。
今ではめっきり見なくなった鯨ですが、日本の食文化には浸透していた食材です。
古くは奈良時代の文献にも登場しています。江戸時代後期には ”鯨肉調味方” という料理本らしきものが作られ、70にも及ぶ部位の調理方法が詳しく解説されていたそうな。本が出るほど庶民にも親しまれていたのですね。
さっそく、そんな文化を感じつつ、鯨をアテにお酒を愉しみましょう。
日本酒選び

このお酒、ラベル見てびっくり。日本酒度 -9、 酸度 3.2。
日本酒度・酸度の数値だけでは、お酒の香味はわからないとは言うものの、これほど酸度の高いお酒は滅多にありません。
口に含めば、酸味は感じるが、酸っぱいわけではない。
「なにこれ、シェリー酒? 紹興酒??」といった印象です。
12度程度という低アルコールのためか、意外と飲みやすい。2013BYの3年熟成とはいえ、なかなか驚きの逸品です。
日本酒度・酸度の数値だけでは、お酒の香味はわからないとは言うものの、これほど酸度の高いお酒は滅多にありません。
口に含めば、酸味は感じるが、酸っぱいわけではない。
「なにこれ、シェリー酒? 紹興酒??」といった印象です。
12度程度という低アルコールのためか、意外と飲みやすい。2013BYの3年熟成とはいえ、なかなか驚きの逸品です。
製造年度 | 2013BY |
原料米 | 兵庫県産 山田錦100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール | 12度以上 13度未満 |
日本酒度 | -9 |
酸度 | 3.2 |
酵母 | 静岡 HD-1 |
一回火入れ |
料理とお酒の相性

鯨肉の赤身を焼肉のたれ、ネギ塩だれの2種で漬け込んだものを、今回の酒の肴に。
赤身肉は、ほろほろと柔らかい。牛肉よりも脂っこさも少ないので、食べやすく、飽きずに食べられます。
鯨肉の後に、酸味の強い熟成酒を飲むと… シェリー酒のような熟成感が、肉とよくなじむ。
醤油・豆板醤の甘辛なこってりタレの、余分な脂っこさをお酒が隠してくれる。ねぎ塩だれも、美味しい。
低アルコールも手伝ってか、鯨肉食べながらお酒が進む。スイスイ進む。濃厚な料理と、パンチの効いた日本酒。うま味の部分で手を結んで、様々な味がバランスよ~く組み合わさり美味しい!
料理レシピ
材料 :
鯨肉
焼肉のタレ(市販品)

作り方:
鯨肉(赤身)を焼肉タレ、ネギ塩タレに漬け込んで焼くだけなので、レシピは書いていません