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南蛮渡りの果実を和風に ~いちじくの白和え~

日本酒産地:
日本酒TYPE:
料理の素材:, ,

聖書にも登場する果物『いちじく』
エジプトやギリシアでも紀元前から栽培されており、古代ローマでもポピュラーな果物だったとか。
実の中に無数の白い花を咲かせ、外から見えないため、花が咲かないように見えることから、漢字では「無花果」と書きます。江戸時代に日本にやってきた際には、「蓬莱柿(ほうらいし)」、「南蛮柿(なんばんがき)」といった呼び名もあったそうです。ローマ人も、江戸の人々も、甘さと独特な食感を楽しんだことでしょうね。

異国の産物いちじく、お酒のアテには和風に調理してみましょう。
お豆腐に練りごまを入れた和え衣で、白和えに。そこに、くるみを少々足して香ばしさでひねりをつけたら… いちじくの風味をシッカリ感じる前菜が出来上がり。世界中で親しまれるいちじく、日本酒とも仲良くなるでしょうか。

日本酒選び

磯蔵酒造 : 稲里 純米吟醸 星
「酒造りは一期一会の積み重ね」をモットーに、日本酒らしい日本酒を造られている蔵。どのお酒も、酒税法で決められた最低限の項目以外、スペックは書かれていません。しのごの言わずに、先ず味わってくださいという方針ですかね。
香味を知る唯一のラベル情報は、「味わいある純米酒ながらも、瑞々しく煌やかな吟醸香」とのメッセージ。
控えめな吟醸香に、米のうま味がしっかりあるお酒です。冷やせば軽やかに、常温で食中酒としても良さそうな味わいです。

原料米 ひたち錦(地元産100%)
精米歩合  55%
アルコール 16度

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

南蛮渡りの果実を和風に ~いちじくの白和え~

いちじくの白和えは、やさしい甘さ。和え衣に入れた砂糖を感じないほど、いちじくの甘味が全体を支配し、豆腐がそっと甘味を抑える感じ。くるみを噛みしめると、少し単調だった白和えのアクセントになる。

お酒との相性は、まあまあよろしい。いちじくの少し青臭みもある甘さの後に、お酒を一杯飲むと、やんわりとお酒の苦みを感じる。その苦味が、かえって白和えを飽きずに食べさせる。

料理のポジションとしては副菜なので、白身魚の焼き物など、コッテリしすぎず、塩気のある主菜に添えるのが良さそう。うま味もしっかりあるお酒と、魚、そこにこの白和え。なんとも上品なお家和膳、召し上がれ!

料理レシピ

材料 :

いちじく ⼩さめ3個
くるみ 10g
木綿⾖腐 1/2丁
★ねりゴマ ⼤さじ1
★砂糖 ⼩さじ1
★醤油 少々
★塩  1つまみ

作り方:

  1. いちじくは⽪をむき⾷べやすい⼤きさに切り、くるみは細かく包丁で砕く
  2. 木綿豆腐はキッチンペーパーなどで包み、重石をして20~30分ほど冷蔵庫に置いて水抜きする
  3. 水抜きした豆腐(2.)は細かく手でちぎり、調味料(★)を入れ滑らかになるまで混ぜる
  4. 和え衣(3.)に、いちじくとくるみ(1.)を混ぜて、ざっくりと混ぜ合わせたら完成