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夏を呼び込む、衣擦れの音 ~絹さやとコーンのバター煮~

日本酒産地:
日本酒TYPE:,
料理の素材:, ,

平べったくて、緩い弓なり、やわらかな緑の「絹さや」
ん? それって、「さやえんどう」ではないの?
それも正解!

「さやえんどう」とは、さやごと食べるエンドウマメの総称。
中央アジア原産のエンドウ豆、平安時代に日本に渡ってきた頃には、乃良末女(のらまめ)という名前で呼ばれていました。食用となったのは江戸の頃。実が膨らむ前の若いサヤを食用とし、そのさやの擦れる音が、衣擦れの音に似ていることから「絹さや」と呼ぶようになったそうです。風流な由来ですね。

強い日差しを浴び、鮮やかな緑のさやえんどう。すいっと春の風が吹く。シャワシャワとなびく蔓の先には可愛らしい花と実が。
そんな夏を呼び込む絹さやを肴に、今夜は一杯とまいりましょう。

日本酒選び

井上酒造 : 生もと造り・左岸
こちらの蔵で唯一の生酛(きもと)造りのお酒、左岸(さがん)。
蔵の仕込水と同じ水系の田んぼで育てられた酒米:吟のさとを使っています。その田は、神奈川で唯一、野生めだかが生息する綺麗な場所。そこが、丹沢山系から流れる川の左岸に位置することから、酒銘がつけられました。ラベルの青い部分をよく見ると、可愛らしいメダカの地模様が...

味わいは綺麗な水を思わせる、冷やして飲むとサラリと切れの良い淡麗。常温から少し温めると、酸味を感じる辛口の中に、柔らかなふくらみが出てきます。
冷やしたり、ぬる燗にしたりと、料理に合わせて楽しめます。
 
製造年度  2017BY
原料米  地元産 吟のさと 100%
精米歩合  55%
アルコール  15度以上 16度未満
日本酒度  -2
酸度  2.0

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

夏を呼び込む、衣擦れの音 ~絹さやとコーンのバター煮~

シンプルな料理ながら、バターの脂、塩味、そしてコーンの甘味の調和が美味しい。これらで構成された複雑な味をしっかり吸った絹さやは、しんなりと食べやすい味に。
絹さやの青臭さも抑えられて、大人も子供も馴染みやすい味です。

そこに、スッキリした味わいのお酒を、冷たくしてクイッと。
口の中の油分がさっぱり洗い流されサッパリ、また次の一口へと箸が進みます。

今度はお酒を温めて、料理を食べた後に、ぬる燗をクイッと。
お酒と、バターの風味が口の中で混ざり合い、やや甘い調和が残ります。

お酒共々、温・冷その時の気分で変えて、楽しめる組み合わせです。

 

料理レシピ

材料 :

絹さや  100g
コーン  大さじ2
コンソメ 小さじ1
バター  10g
砂糖   一つまみ
塩・胡椒 少々

作り方:

  1. 絹さやは筋をとる、大きめならば半分に切る
  2. フライパンに水 1/4 カップを入れ、バター、コンソメを溶かし入れる
  3. 全部溶けたところで、絹さやとコーンを入れ砂糖・塩・胡椒で味を調える
  4. フライパンに蓋をして、3分程度煮たら完成