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万葉からの馴染みの食材 ~洋風かぶの肉詰め~

日本酒産地:
日本酒TYPE:
料理の素材:, ,

食薦(すごも)敷き 青菜煮て来(こ)む 梁(うつはり)に
  行縢(むかばき)懸けて 休めこの君

万葉集 第16巻におさめられた、蕪(かぶ)を詠みこんだ詩です。
この何処に、蕪が詩われているかって??

蕪のことを古来 ”青菜(あをな)” と言っていました。
「狩りの途中、立ち寄った人に、食事の用意をしています、休んでいてください」といった、ある日の情景を詠んだものだそうです。簡単な料理として、客人に提供する料理の食材に蕪が使われていた。万葉の昔から、日本人の生活に親しんでいたことがわかりますね。

今夜は、かぶをつまみに一杯。
ただし、お味は洋風に。万葉の時代にはない味付けで、現代らしく春の蕪を楽しんでみましょう!

日本酒選び

米鶴酒造 : 米鶴 純米吟醸三十四号
米鶴酒造のある山形県置賜地方は、万葉歌人が「置賜は国のまほろば...」と詠った、豊かな土地。
その”まほろば”の地の水と、そこで収穫されたお米、さらに山形酵母を使った、地元の味を醸し出しているのがこのお酒。
その酒銘 三十四号 は、杜氏お名前 ”さとし” の語呂合わせ。さらに、「元旦に留添えを行う」ことを狙って仕込んでいる、こだわりの限定品がこの一本です。

冷蔵庫で冷やしてグラスにそそいでも、花のような華やかで甘い香りが漂う。
お味はスッキリとした口当たりに、芳醇な米の旨味が後からやってくる。洋食の前菜や、出汁の効いた和食の先付などに合わせたて、香りもお味も楽しみたいお酒です。
製造年度 H30BY
原料米 山形県産
美山錦 100%
精米歩合  55%
アルコール  16度
日本酒度  +2
酸度  1.4
酵母  山形酵母

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

万葉からの馴染みの食材 ~洋風かぶの肉詰め~

暖かいかぶの肉詰めを半分に割ると、ほんのりニンニクが香り、食欲をそそる。
ひき肉とパプリカを、かぶの甘みが包み、コンソメスープと合わさって優しいハーモニーを作り出しています。

料理を食べてほっこりしたところで、米鶴純米吟醸34号をくぴっと飲む。
スッと流れる綺麗なお酒が、奥の方から麹の甘みを重ねてくる。
かぶの甘みとは、また違うタイプの甘み。
料理の淡い塩味が、お酒の中の旨味をより引き出してくれる感じです。

食事をすすめる間に、お酒の温度がやや上がってくる。すると、料理との馴染みがさらに良くなります。
最初は、お酒単品を味わい、後半は料理との相性を愉しむ。
家庭料理らしい、和と洋の調和ではないでしょうか。

料理レシピ

材料 :

かぶ 大きめ3個
ひき⾁    100g
パプリカ(⻩) 1/2個
コンソメ    1個
★おろしにんにく 小さじ1
★酒        ⼤さじ1/2
★⽚栗粉      ⼤さじ1
★塩        ⼩さじ1/4

作り方:

  1. かぶは茎・葉を落として、皮を剥き、中身をスプーンなどでくり抜く
    (くり抜いた中身と、茎・葉は、後で使います)
  2. 鍋にかぶを並べて、かぶの半分位がつかる程度に水を入れ、コンソメを入れて火にかけます
    水が一旦沸騰したら、落し蓋をして弱火で10分程度煮る
  3. くり抜いたかぶ(1.)と、パプリカをみじん切りにし、ひき肉と、調味料(★印)を入れて混ぜ合わせて餡を作る
    (ひき肉にやや粘りが出る位まで、よここねること)
  4. 混ぜ合わせた餡(3.)を、コンソメで煮たかぶ(2.)に詰める
    (かぶが崩れないように、あまり押し込んだりしない事)
  5. フライパンに餡を詰めたかぶ(4.)を並べ、かぶを煮た残りのコンソメスープ(2.)を入れて、フライパンに蓋をして再び弱火で蒸し煮にする
  6. 10分弱経ったら火を止めて、蓋をしたまま予熱で中まで熱を通す
    中まで火が通ったら、かぶはお皿に移す
    (崩れないように、フライ返しなどでソッと取ること)
  7. かぶの茎を1㎝程度、やわらかい葉は少し大きめに切り、かぶを煮た残りのスープ(6.)に入れて三度弱火でにる
    しんなりしてスープを吸い込んだら、かぶの肉詰めの上にのせて完成!