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伝統染み入る梅雨の晩酌 ~ささみの梅しそ巻き~

日本酒産地:
日本酒TYPE:,
料理の素材:, , ,

撮影:エルドンさん 写真ACより

日本の伝統食 ”梅干し”
ざ~っくり言うと、青梅を塩漬けにした後、天日に干したもの。
漬物の一種ですが、最後の天日干しが重要。干していないものは ”梅漬け” で、”梅干し” にはなりません。

青梅の収穫は6月上旬。よく洗ったら塩漬けにして、梅酢が上がってくるのを待ちます。短くても数日は必要。つまりは、梅雨の間はじーっくり漬けておく。そして、梅雨明けを待って、三日三晩、天日に干してようやっと梅干しが完成するのです。この工程を、夏の土用の頃に行われるので、別名 ”土用干し” とも言います。

天日に干すことで、
 ・旨味が増す
 ・実が柔らかくなる
 ・保存性が高まる
という効果があります。

酸っぱさと塩分で、夏のお弁当には欠かせない梅干し。
その作り方も、効用も、日本の風土にぴったりと合っているのです。これぞ素晴らしい、伝統食と言えましょう!
今夜の晩酌は、シトシトと降る雨を見ながら、昨年の梅干しで一杯といきましょうか。

日本酒選び

秋鹿酒造 : 秋鹿 純米吟醸生酒 山田錦100%
大阪府と言っても、北の端っこ。京都府・兵庫県との境に近い山間部に、秋鹿酒造はあります。丹波杜氏のおひざ元で造られるお酒は、どれも味がしっかりしていて、飲み飽きのこないタイプ。

ブルーボトルに詰められたこちらのお酒は、夏向きの純米吟醸生酒。
酒米の王様といわれる山田錦を100%使ったお酒は、スッキリとして、キメの細かい綺麗な口当たり。淡麗辛口? と思いきや、ぐぐっと旨味・ほのかな苦味が後から感じられますが、酸もあり、飲んだ後味は嫌みのなく切れが良い。

冷たくして、夏らしい食事に合わせるのに最適な一本。
実は... あんこや蜂蜜、甘いものと合せると、甘味の風味が口中で広がり、なかなか美味しい組み合わせになります。
製造年度  平成30BY
原料米  山田錦 100% 
精米歩合  60%
アルコール  15度以上 16度未満

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

伝統染み入る梅雨の晩酌 ~ささみの梅しそ巻き~

大葉・梅肉の夏味定番に、スライスチーズをちょい足ししたささみ巻。
一口でパクンと食べられ、サッパリとした味で、前菜にも、副菜にもできる一品です。

パクンとささみ巻を食べた後に、キリリとした秋鹿をゴクリ。ささみでややパサついた口中を、お酒がしっとりとまとめてくれる。
鶏・梅・チーズ。
ややもすると、それぞれの素材を口に頬りこんで一緒に食べているだけになりそうな組合せ。噛みながらお酒を飲むと、口中調理でじわっと美味しい混ざり合いが起こる。

お酒の効果もあり、食べた後もさっぱり。
次の一口へと箸が進む。

食欲・体力が落ちてくる、暑い夏の盛りにもオススメの組合せです。

料理レシピ

材料 :

鶏ささみ    4本
梅干し (大粒)  3個
スライスチーズ 2枚
大葉      4枚
鰹節      2g
醤油      大さじ1/2

作り方:

  1. ささみは、中心にやや切りこみを入れ、観音開きにして並べ、ラップをかぶせたら麺棒などでたたいて平たくのばす
  2. 梅干しの種を取り出し、梅肉とかつおぶしを混ぜたら、包丁でたたいてペースト状に近くする
  3. のばしたささみ(1.)に、醤油を軽く手で塗り、その上にスライスチーズ、大葉、梅肉(2.)をのせる
    スライスチーズと大葉は、ささみからはみ出ない程度に切って使う
  4. 具を載せたささみを巻き、個別にラップで包んだら、電子レンジ(800w)で2分ほど加熱する
  5. 粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切って完成