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おつまみを三寸飛ばして酒を飲む ~枝豆の実山椒煮~

日本酒産地:
日本酒TYPE:
料理の素材:,

撮影:Hiro1960さん 写真ACより

七月に入ると、このお野菜の旬が到来。
待っていた人も多いのではないでしょうか?
酒飲みの大好きな定番おつまみ、枝豆!

江戸時代にはすでに夏の風物詩だった枝豆。
明治時代の俳人 正岡子規はこんな俳句を詠んでいます。
 「枝豆ヤ三寸飛ンデ口ニ入ル」
お茶目な句です。
枝豆のさやを強く押して、離した口へと、ピョンと放り込む。誰でも一度はやったことありますよね。
子規は、この他にも枝豆の句をいくつも詠んでいます。かの文豪の夏にも、枝豆は欠かせない風物詩だったのでしょう。

今夜は、子規の本でも読みふけながら枝豆で一杯。
子規は下戸だったそうで、「酒のツマミとしての枝豆」は、枝豆好きの子規は知らない楽しみ方ですね。

日本酒選び

城陽酒造 : 純米酒 NANZAN
京都府の南、伏見よりもさらに下った、奈良にほど近い場所にある、城陽酒造。木津川の伏流水で、京料理に合うお酒を仕込んでいる蔵です。
今回のお酒は、少量仕込の特別純米酒。仕込に使ったお米は、「祝」。
この酒米は京都でしか生産されていないもので、このお酒に使われているものは、「京都酒林会」の企画で、伏見区巨椋池で栽培されます。

ラベルの孔雀の絵柄から想像したように、お酒の味わいは雅で奥深い印象。
独特の芳香が特徴の「祝」と言われていますが、穏やかな香りに、やや甘目な口当たり。かと思いきや、酸が効いてピシリと切れる。後には、ここちよい余韻がうっすら。
下ごしらえから手をかけて、味・香り・見た目も上品な京料理にはぴったりのお酒です。
製造年度  平成30BY
原料米  京都市産
 (酒米)祝 100% 
精米歩合  60%
アルコール  16度未

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

おつまみを三寸飛ばして酒を飲む ~枝豆の実山椒煮~

実山椒と一緒にくつくつと煮た枝豆は、見た目よりもやんわりとした味。
豆の味もしっかり感じられます。

豆をツマミながら、純米酒NANZANをコクリと一口。
茹でただけの枝豆に比べ、青臭さはまったくないので、お酒の味わいがダイレクトに感じられる。それでいて、お酒が料理の味に、ぴったりと寄り添っている。

ときどき、口に入り込む山椒を奥歯でぷちりと噛む。
一気に爽やかな山椒の辛味が口中を支配する。
ここでまたもや、お酒をコクリ。
ふわ~っと山椒がさらに広がり、お酒と供にさ~っと喉を流れる。まさに、和製ハーブと言われるのが実感できる。とても楽しい組み合わせです。

料理レシピ

材料 :

枝豆     1袋(400g位)
実山椒の佃煮 10g
★白だし   大さじ1
★砂糖    大さじ1/2
水      カップ1/2
醤油     適宜

作り方:

  1. 枝豆はよく洗ってから、味が染みこみやすいようさやの両端を少し切り、耐熱容器にいれて電子レンジで、加熱する(800wで3分)
  2. 鍋に、水と調味料(★印)と、実山椒を入れて、一旦煮立たせる
    ここで味見をして、薄ければ醤油を少々加える
  3. 煮立ったところで、枝豆(1)を鍋に入れて、吹きこぼれない程度に火を弱めて炒る
  4. 汁がほとんどなくなるくらいまで煮たら、粗熱を取って器にとり完成