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ほろ苦さを秋の夜の友として~豆腐と豚肉に旨煮・銀杏のせ~

日本酒産地:
日本酒TYPE:
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銀杏
”イチョウ” と読むと、晩秋に美しい黄色に色づく落葉樹
”ぎんなん” と読むと、イチョウの木になる実

燃えにくい性質があることから、古くから防火のために大切な建物の近くに植えられました。そのため、寺社の境内や、街中の歴史ある並木に、イチョウの木が今もありますね。
イチョウの木には雌雄があり、雌の木だけが紅葉する前に実をつけます。
近年では実の腐る匂いが嫌われ、雄の木を植えることが多いとか…
味気ないけれど、アスファルトに囲まれた現代社会では、仕方のないこと。

なんて、ちょっと寂しい気もしますが…
今夜は、銀杏を使った料理で一杯。
一粒でも秋らしさを運んでくれる銀杏。
色々と思いにふける秋の夜長に、銀杏のほろ苦さはよい酒の友になりますよね。

日本酒選び

賀茂泉酒造 : 純米吟醸 朱泉本仕込
東広島にある賀茂泉酒造は、明治時代に米穀卸から酒造業を興した蔵。米への拘りが代々の蔵元にあり、それは戦後いち早く純米酒を復活させたことからもうかがえます。

「朱泉」は、この蔵の代表的な銘柄。
広島杜氏伝承の三段仕込みで、活性炭素ろ過をせず、米の旨味をシッカリ引き出した造りに。
やや黄金色のお酒は、常温で甘く枯れた感じのある香、舌先から滑らかに流すとやんわりと口中で旨味が広がる。
このお酒の真骨頂はやはり燗。すっきりと切れ上がる旨口のお酒は、懐ふかく包みこまれるような落ち着きの味わい。
ラベルにある良寛和尚の古詩
 「さすたけの 君がすすむるうまさけに われ酔いにけり そのうまさけに」
のとおり、ぬる燗でさしつさされつ、ゆっくり酔いたいそんなお酒です。
製造年度 H29BY
原料米 広島八反・新千本
  100%
精米歩合  58%
アルコール  16度
日本酒度  +1.0
酸度  1.6
酵母  KA-1

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

ほろ苦さを秋の夜の友として~豆腐と豚肉に旨煮・銀杏のせ~

オイスターソースをタップリいれた豆腐と豚肉の旨煮は、白米にかければ、あんかけ丼物になりそうなしっかり味。トッピングした銀杏のわずかな苦味が、ぐっと口を引き締め、旨煮本来トロっとろの味わいに良いアクセント。

ぬる燗(40℃)~熱燗(50℃)につけたお酒をくぴりと一口。
脂っこさはするりと流され、ほんわ~か口中に残る酒由来の甘味。そして、オイスターソースの旨味。さっぱりしたところで、豚肉と野菜を口に放り込み、次に豆腐を食べ。。。お腹の中が暖かく満たされる。

空腹が落ち着いたところで、ゆっくりお酒を味わう。
こんどは、ちょんと銀杏をつまみ、奥歯でキュッと噛んでから、再びのお酒。う~ん、お酒の味が活かされる。銀杏は、日本酒ととても仲良しな食材。
見た目も味わいも「秋らしい」、晩酌になりました。

料理レシピ

材料 :

茹で銀杏      適量(お好みで)
⽊綿⾖腐      1丁
豚肉(ロース薄切り) 150g
長ねぎ       2本
ピーマン     3~4個
⽣しいたけ    3~4個
鶏ガラスープの素 ⼩さじ1
⽚栗粉      ⼤さじ1
★オイスターソース ⼤さじ2
★酒        ⼤さじ2
★しょうゆ     ⼤さじ1
★砂糖       ⼩さじ1

作り方:

  1. 豆腐は水切りした後、縦半分に切り、1㎝厚程度の短冊型に切る
  2. 長ねぎは、長さ2~3㎝程度の斜めきりに、ピーマンはヘタとタネをとって5mm幅位に縦に細長く、しいたけは軸をとって5mm厚位のそぎ切りにする
  3. 豚肉は3㎝位の食べやすい大きさに切り、鶏がらスープの素を振りかけ馴染ませておく
  4. 中華鍋(もしくは大き目の鍋)に油をひき強火で熱したら、長ねぎを入れて香りが立つまで炒める
  5. 鍋に、豚肉、ピーマン、しいたけの順に加えて、中火~強火で炒め合わせる
  6. 全体に油がまわったら、カップ1のお湯に調味料(★印)を混ぜた合せ調味料を加え、ひと煮立ちさせる
  7. さらに、鍋に豆腐と茹で銀杏を加え、軽く混ぜたら2~3分煮込む
    (豆腐が崩れないように丁寧に入れ、ガチャガチャと混ぜない事)
  8. 最後に、⽔溶き⽚栗粉を回し⼊れ、全体を再び軽く混ぜたらひと煮立ちしたところで完成