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シャキリと手軽に、鰻をつまむ ~鰻と長芋の磯部巻き~

日本酒産地:
日本酒TYPE:,
料理の素材:, ,

撮影:h****************mさん 写真ACより

鰻といえば、土用の丑!
が、夏の暑い時期に盛り上がりますが、鰻の旬は秋から冬。
特に晩秋の頃は、冬に備えて栄養を蓄えて、ぷっくりと美味しい時期に入るのです。

しかし、天然鰻は10月頃から春まで禁漁期間になります。その大きな要因が、「下りうなぎ」を守ること。
鰻の生態には謎が多いのですが、通常は海で産卵し、遠く南洋から成長しながら北上し、日本についた成魚は川を遡上していきます。その中の大きく成長した一部の鰻は、産卵のため再び海を目指して川を下るのです。
近年、シラスウナギ(鰻の稚魚)の減少が懸念されており、鰻の絶滅を回避するためにも、秋に川を下る親鰻は獲ってはいけないのです。

でもね、安心してください!
スーパーなどで売れれているほとんどは養殖うなぎ、禁漁なんて関係ありません。養殖だって、冬場は寒さに耐えるため栄養を蓄えて、美味しくなるのです。

さて、今夜は鰻で一杯。
こってりと脂がのった鰻には、どんなお酒を選びましょうか。。。

日本酒選び

井上酒造 : 生酛(きもと)造り 純米吟醸 左岸 ひやおろし
戦国時代・北条氏の居城として知れた小田原、その東側に流れる酒匂川の東岸に、井上酒造はあります。
その昔、暴れ川(急流で氾濫が多い)と呼ばれた酒匂川ですが、その恵みでこの地帯は豊かな田園地帯でした。そこで取れた酒米と、酒匂川の伏流水で、昔ながらの生酛(きもと)造りで醸されたのが、このお酒「左岸」。
左岸とは、下流に向かい川の左手。つまり、蔵のある位置を、そのまま酒銘にしたわけですね。
春に上槽した生酛造りのお酒は、ほんのり黄金色。蔵のタンクでひっそりと夏を過ごした熟成の証。
ピシリと酸が効いているが、半年間の熟成で角が取れたまろやかなお味に。
常温で、温めて、しっかり味の秋・冬のお料理によく合います。

※ 昨年の「左岸」についてのレポートはこちらに...
 絹さやとコーンのバター煮 × 「生酛造り 左岸」2018

製造年度  平成30BY
原料米  神奈川県小田原産
 吟のさと 100% 
精米歩合  65%
アルコール  15度

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

シャキリと手軽に、鰻をつまむ ~鰻と長芋の磯部巻き~

長芋と鰻をのり巻きにしたシンプルな料理
食べるとシャキシャキ長芋に、濃厚な蒲焼の味が間からギュっと割り込んでくる。さらに噛むと、長芋の粘り気に、鰻の味が絡まり、サッパリと食べられる新しい鰻の味わいを生み出す。

ここで、ぬる燗にした左岸をキュっと一杯。
口の中のぬめりを洗い流すとともに、ほんわかとお酒の旨味が広がる。

次には、お酒の温度をもう少しあげて…
鰻と長芋の磯部巻きを口の中に残しながら、お酒をひとくち。
暖かなお酒が、鰻の脂を溶かし、口の中で鰻・長芋・海苔・お酒が一体感を生み出す。これはまたまた美味!ぜひお試しあれ♪

料理レシピ

材料 :

鰻の蒲焼き  1/2
⻑芋     100g
焼き海苔   2枚
わさび    適量
うなぎのたれ(蒲焼附属品) お好み

作り方:

  1. 長芋は皮をむいて、千切りにしたら、塩水にさらしてぬめりを取る
    (千切りは、1mm程度に細くした方が食べやすい)
  2. 鰻の蒲焼きは、尾の方半分を縦4等分くらいに切る
    (巻物にできる大きさであれば、お好みで頭がわでもOK)
  3. 巻きすに海苔ををのせ、千切りにした長芋(1.)を、海苔の反面程度に広げ、その上に鰻(2.)をのせたら、わさびを軽くぬる
  4. 具を海苔にのせたら、のり巻きの要領でまく
    (海苔が開いてしまうときは、卵白をぬるとまとまる)
  5. 巻いたものを、巻き終わりを下にして、フライパン(油はひかない)で軽く焼くと、海苔がキュッとしまるのですぐ取り出す
  6. 食べやすい大きさに切って、お好みで蒲焼きのタレをかけたら完成