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朧月夜の食卓は、やんわりと… ~鶏と春キャベツの湘南煮~


日本酒TYPE:
料理の素材:, , ,

撮影:吐田 勉さん 写真ACより

花の顔に晴うてしてや朧月

これは、松尾芭蕉が詠んだ句
朧月は、春の夜の霞につつまれてぼんやりと浮かぶ月
盛りの桜花が晴れがましいくて、月が気後れしている霞に隠れたんだろうと、芭蕉は春の夜の風情を讃えたのでしょう。静かな春の夜、風流ですね。

桜の時期になると、そんな雰囲気を漂わせるお酒が酒屋さんに並びます。
華やかな香りのもの
穏やかな味わいのもの
温めてぐっとくる深みのあるもの
皆さんは、春のお酒というと、どんなものを選びますか。

今夜は、春のお酒に合わせた料理を用意しましょう。
朧月夜を眺めつつ一杯。日本の春は酔いですね~

日本酒選び

天寿酒造 : 天寿純米吟醸 春の夜"月と櫻"
春の月夜を映しとったような風流なラベル
酒銘もそのまま 春の夜"月と櫻"
酒蔵のある秋田の春は遅く、桜の見ごろは四月も中旬以後に。お酒の方は、一足早く2月に市場に出回ります。

琳派ような、金を使った美しい日本画から想像したとおり、たおやかで上品なお酒。
吟醸酒らしい華やかな香りをまとい、酸味と旨味のバランスよく、心地よい優しい味わい。撫子の花酵母ということで、まさに大和撫子のイメージといった感じでしょうか。

やさしく、綺麗なお酒は、素材の味を生かした料理にそっと寄り添い、その味をより引き立てる。冷でよし、お燗にするとなお優しさが染み入るお酒です。
原料米 秋田県産 
めんこいな 100%
精米歩合  60%
アルコール  15度 
日本酒度  +2.0
酸度 / アミノ酸度  1.6 / 1.1
酵母  ND-4
(ナデシコ 花酵母)

※ グラフの日本酒度・酸度値は当方で計測した参考値です。

料理とお酒の相性

朧月夜の食卓は、やんわりと… ~鶏と春キャベツの湘南煮~

お花見向きのキレイな吟醸酒に合わせるお酒、定番ならばやはり京料理など、繊細な日本料理でしょうか。
家呑みでは、やはり手のかかる料理は難しい。家庭で簡単に作れる料理を添えてみました。

この料理は、鶏の脂の旨味と、春キャベツ・玉ねぎの甘み。そして、湘南ゴールドの爽やかな酸味。それぞれの素材の味を楽しむお料理です。
シンプルな味は、お酒と一緒に食べるとよりその旨みが引き立ちます。さらに、お燗にすることで、鶏の脂がとろけて、美味しさもひとしお。

湘南ゴールドの黄色が鮮やかで、食卓に華を添える一品。
はらはらと夜桜が散るのを愛でながら、春の食材の味・お酒の味をゆっくり楽しみたい組み合わせです。

 

料理レシピ

材料 :

鶏もも肉   300g
玉ねぎ    1/2個
春きゃべつ  1/4個
湘南ゴールド  2個
塩       小さじ1/2
黒コショウ   少々
オリーブオイル 大さじ2
水       200cc

作り方:

  1. 鶏肉は筋切りをした後、塩コショウで下味をつけておく
  2. 玉ねぎは薄切りに、キャベツは少し大きめのざく切りにする
  3. フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で鶏の皮側から焼く
    皮目に焦げ目が軽く着いたらひっくり返して、蓋をして焦げない程度に焼く
  4. 鶏肉をいったんフライパンから取り出し、玉ねぎ(2.)を炒める
  5. 玉ねぎに軽く火が通ったら、キャベツも加えてざっと炒め、そこに鶏肉も加える
  6. キャベツがしんなりしてきたら、水を加えて、蓋をして5分ほど中火で煮込む
  7. 汁が出てきたら、味を見ながら塩コショウで調整し、4等分に切った湘南ゴールドを加え入れ、さらに5分ほど煮込む
  8. 最後にお皿に盛り付け、残り汁をかけたら完成
    ※ 黒胡椒を振ると、少しピリっとしてお酒のおつまみ向きに